植え方・用土
肥沃な土壌を好みます。土質で花色は変化しませんが、過乾燥では花色や葉色が薄くなりますので、植え付け時に
たい肥や
腐葉土を多めに漉き込んで乾燥予防をしておきたいです。植え付けは落葉している間に行いますが、極寒期は避けます。
適度に日が当たる場所で育てると花付きは良くなりますが、開花が始まる初夏から夏は水をよく欲しがるので、半日陰のほうが育てやすいです。夏の乾燥予防に乾燥予防のマルチングをしておくとよいです。
鉢植えでは
培養土で植えると手軽です。
春の植え付け方法
芽吹くと水をよく欲しがるのでなるべく早春までに地植えしておきたいです。2月ごろまでの植え付けでは根を多少広げ気味にして植えますが、それ以降は根はいじらずに植えてください。
夏の植え付け方法
芽吹いてからの植え付けでは根を傷めないように注意して、水切れに注意です。
秋の植え付け方法
10~11月の植え付けでは翌春からの乾燥に強く育ちます。地上部を短く切り戻し植え、表土はマルチングをしておくとよいです。
水やり
地植えの場合はあまり水やりは必要ありませんが、真夏の高温期は乾いているようなら水を与えます。水切れには弱いので、こまめな水管理をしてください。鉢植えの場合は、表面が乾いたらたっぷり与えます。
肥料のやり方
【寒肥】2~3月に油かすと堆肥を株周りに敷きつめて土をかぶせておきます。
【追肥】特に必要ないですが、花の後に速効性の
化成肥料を少なめに与えても良いです。
花芽の付き方
普通の西洋アジサイは主に旧枝咲きですが、アスペラ テマリ咲きは新枝に花芽がつきます。春に芽吹いて伸びた枝の先端に花が咲きます。
剪定方法
新枝咲きなのでどこで切っても花が咲きやすく、好みに合わせて剪定方法を切り替えて楽しめます。
冬に地際で数節残してバッサリと切り戻す強剪定をすると、翌春から伸びる枝数が減るので花数は減りますが、その分ひとつひとつの花が大きく育ち、草丈も揃って咲くので美しく咲きます。ボリュームも出ていい感じ。
花後の剪定をしなければ、花が白からグリーンに変色して秋ごろまで楽しめます。
強剪定をせずに花後に花だけ切るだけにとどめたり古い枝を多く残すと、翌春は枝数が増えて樹勢が分散するので花は小さくなりますが多く咲きます。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきません。
育て方のまとめ
新枝咲きで剪定はいつでも好きなように。