植え方・用土
日当たりの良い場所を好みますが、5月ごろは水切れしやすいので、1年目の初夏は半日陰がお勧め。半日陰でもよく花を咲かせます。
春の植え付け方法
季節によって植え方が変わります。
芽吹きは始まる春の植え付けでは根っこを崩さずにそっと植えます。ポットや鉢から抜いた時に土がボロボロ落ちても構いません。
根巻き苗の植え付けでは根巻きを包んでいる麻布や麻紐は外さずに植えても大丈夫です。麻布や麻紐は土中で数ヶ月で腐ってなくなります。グレーの不織布の地中ポットの場合は、ポットを外して植えてください。どちらかわからない場合は外して植えてください。
植え付け時に地上部を少し切り戻しします。鉢植えへの植え付けも同じ要領で植えます。
植え付け3年以上経過した苗木の移植や鉢増しなどの植え替えはなるべく冬に行います。どうしても移植を春に行う場合はできるだけ根を大きく掘り取り、地上部をできるだけ小さく剪定をして掘り取って、なるべく根を乾かさないように早めに定植してください。
夏の植え付け方法
なるべくなら地植えは控えますが、毎日とか定期的に水やりができるようであれば地植えします。
地植え後は根が浅く、土に馴染んでいないので毎日から2日に1度のペースで秋に定期的に雨が降る季節が来るまで水やりを丁寧におこなってください。
秋の植え付け方法
根がまだ活動をしている秋の植えつけは、よく春からの成長で乾燥に強く育つと言われます。
秋の植え付けは春の植え付けと同様の要領で行います。
しばらくで苗木の成長が止まりますので、秋の植え付け時の肥料は与えても与えなくてもどちらでもいいかと思います。与えてもしばらくで冬になり、成長が止まるからです。
冬の植え付け方法
土が凍るような寒冷地でなければ冬の植え付けも大丈夫。畑からの移植ができるのも生長が休眠する冬の季節です。
雪が多い地域や寒冷地では地面への植え付けは冬の前に終わらせるか、春植えをおすすめします。
鉢植えへの植え付けは寒冷地でも可能ですが、鉢土が凍るような地域であれば、軒下や鉢土が凍結しない場所で育ててください。
ポットや鉢から抜いたら根を少し広げるように植えても大丈夫です。根に長時間直射日光を当てないように注意して、根を乾燥させないように植えます。
植え付け時に地上部を少し切り戻しします。
植え付け3年以上経過した苗木の移植する場合は地上部をできるだけ小さくしたほうが失敗が少ないです。
水やり
夏の暑い時は水切れを起こしやすいので、3月以降の植え付けではたっぷり水を与えてあげてください。
冬の植え付けであれば、雨に任せて育てます。
鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えてください。
肥料のやり方
肥料は2月ごろに寒肥として油かすに骨粉を3割ほど混ぜたものを与えます。土が痩せてきたら、
腐葉土や
堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
花後の6月ごろにお礼肥として
化成肥料を与えてください。
花芽の付き方
花芽はその年に伸びる若い枝に9月ごろまでには花芽が形成され、翌春に開花しますので、落葉後に若い枝を切りすぎると花が咲かなくなるので注意です。
剪定方法
剪定せずに放任しても美しい大株に生長します。
古い枝はいい花がつかなくなりますので、5年に1回くらいは株の更新のために、12月ごろに株を地際からバッサリ切り戻しすると良いです。
コンパクトに育てる場合は、花が終わった後に枝の切り戻しをします。勢いよく長く伸びすぎる枝は下の方に枝が分岐しているあたりで間引くように剪定をします。
細く枝垂れるような、樹形に仕立てると綺麗な樹形になります。太くなった古くて硬い枝は生え際で剪定します。
その他豆知識
土質は選ばない丈夫な木です。根がつくまではやや乾燥に弱く、肥沃な湿り気のある土に植えます。
堆肥や完熟の
腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。
基本的に移植や植え付けは11月~入梅までに行います。東北以北では春植えをおすすめします。日当たり、水はけの良い肥沃な土壌に植えます。
堆肥や完熟の
腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでも大丈夫です。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。 露地植えして株が育つと虫がついたことは少ないですが、小さい苗など力不足の場合は虫がつくこともあります。発生したら消毒します。
風通しが悪いと発生します。
増やし方
挿し木や株分けで増やします。
挿し木は3月ごろに、株分けは落葉している11月から3月ごろに行います。