Agave angustifolia
アガベ|アンガスティフォリア 小苗
アロエに似ていますが多肉では無く、単子葉植物。奇跡と呼ばれるその花は、
なんと約半世紀に一度しか見られないというレジェンドな植物です。
青緑色の美しい葉
アガベ「アンガスティフォリア」は、成長すると葉幅が5~10cmになる青緑色の美しい葉を持ちます。美しい先端を尖らせて対称的なロゼットを形作ります。成長は遅いですが、成熟すると小さな緑黄色の花をたくさん咲かせます。ただし、開花は一度きりで、その後は植物が枯れて子株が成長を始めます。成熟すると高さ約50~90cmに達します。プランターや鉢植えにも向いていますし、現代風の庭作りに一役買い、岩場にもよく馴染むアガベです。
やぁ~、すごい植物が入荷して参りました。正直、最初見たときは「ん?アロエ?」なんて思ったのですが、これはアロエでもアロエの仲間でもありません。アロエなどは「多肉植物」に分類されますが、こちらのリュウゼツランは「単子葉植物」でリュウゼツラン科の植物です。
とまぁ、学術的なハナシは置いといて (笑)、この植物の触れ込みが「約半世紀に一度しか花が咲かない」なんです!単純に半世紀などと言われていますが、実際には30~40年くらいに一度の花だそうです。かつては100年に一度咲くとも言われ、「センチュリープラント」の別名がつけられたんです。でも、そんなに長い期間待てませんよね。よ~くこの植物を見てください。葉はしっかりして丈夫そうなので、観葉植物にピッタリです。
ちなみに花が咲くときは、茎が数メートルくらいグ~ンと伸び、花を付けるそうです。
ただし注意点があります。葉には「トゲ」があるので、取り扱いには十分お気をつけ下さい。アロエに似ているだけあってメキシコなどに自生するそうです。そして食用や繊維食物としても使われるそうです。
和名は竜舌蘭で別名「アガベ」。ランと名前についていますが、蘭の仲間ではありません。本当に珍しい植物なので、かなり高値で取引されています。今回は鉢植えなどでも扱いやすい50cm前後のサイズをご用意しました。
アガベ【アンガスティフォリア】の特徴
学名
|
Agave angustifolia Agave L.科 リュウゼツラン属
|
別名
|
アガベ
|
花色・大きさ・花形
|
緑黄色
|
最終樹高
|
地植え:0.5m ~ 0.9m 鉢植え:0.5m ~ 0.9m (常緑多年草)
|
最終葉張り
|
m ~ 2m
|
栽培用途
|
地植え、鉢植え、観葉植物
|
植栽適地
|
九州~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
|
育てやすさ
|
初心者におすすめ 日照条件:日なた、 耐寒性弱い(0度)、耐暑性強い
|
耐病害虫性
|
耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない
|
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。0度を下回ることがある地域では鉢植えで管理します。用土は当店の
花ひろば培養土「和み」がおすすめです。
地植えの場合は、花ひろば堆肥「
極み」を使って植えていただくと良いでしょう。湿気を極端に嫌うため、土を盛り上げて高植えにします。
根詰まりすると生育が止まり、葉っぱが黄色く変色して枯れ混んできます。ですので鉢植えの場合は2年に一度くらいの頻度で植え替えてください。基本的に日向を好むため、冬に室内に取り込むときも日が当たるような場所が望ましいのですが、真夏の直射日光には弱いので半日陰で管理してあげましょう。
水やり
リュウゼツランの育て方のポイントは、とにかく「過度な水やりを控える」です。水やりは土の表面が完全に乾いてから与えてください。春から秋までは土の表面が乾いてから1週間を目安に、冬は月に1回でもいいほどです。水を与える際は、鉢底から水が出るまでたっぷりと与えます。
肥料のやり方
肥料は緩行性の
化成肥料を4月から10月の間、2ヶ月に1度くらいの頻度で株まわりに一握り程度与えてください。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。まれに葉っぱにカイガラムシが発生することがあります。春過ぎに予防のための消毒を散布すると尚良いでしょう。
育て方のまとめ
春から秋に掛けては戸外で管理してもOK。ただし夏の直射日光に若干弱いので、葉焼けするようであれば半日陰や日陰で管理して下さい。
冬は基本的に室内で管理します。耐寒温度は0度。寒さには比較的強い観葉植物ですが、霜に当たれば枯れてしまいます。暖地であれば戸外でも越冬は可能です。
増やし方
株分け