苗木部スリット鉢 (7号ロング・8号・10号・12号から選ぶ)
生産者も愛用するスリット構造。
理想的な根張りを実現し、植物が元気に育ちます。
答えは・・・
答えは右側の『スリット鉢の根』
根が絡まったりせずに真っすぐと下に伸びていますよね。この理想的な根の状態を作ってくれるのが、ご紹介しているスリット鉢なんです!
植物は生長する為に根を下へ伸ばす習性があります。
鉢植え栽培の場合、ポットや鉢の中で伸び続けた根は、行き場を失うと鉢の底でグルグルとらせん状に回り始め、サークリング(またはルーピング)と呼ばれる状態になります。無駄に伸びて絡まったこの状態では、効率よく水分吸収を行うことが出来ず、根詰まり・根腐れ・枯れの原因になってしまいます。
上の写真で言うと、左側の写真がサークリング状態で根詰まりを起こしている根っこです。
スリット鉢のメリットとデメリット
最大のメリットは、根詰まり根腐れを防いでくれること!そして、排水性が良くて必要な酸素を与えてくれること!
スリット鉢の特徴でもある、鉢角形の角にあけられた細長い穴(スリット)は、丸い穴と違って表面張力が働かないので、水やり時の排水が非常にスムーズ。水やりによって土の中の古い水分が下へ押し流され、植物の根に必要な新しい水と酸素が供給されます。水やり時に排水性が良いことはとても重要なのです。また、余分な水分を外に出してくれる働きもあるので、根腐れも防いでくれます。
さらに、伸びた根がスリットから出ると、光や空気に触れるために、その根の生長が止まります。そして他の根を伸ばそうと、鉢の中央方向にも根を伸ばしてくれます。その為、サークリン現状が生じず、短い根がたくさん出て、用土を有効活用することができるのです。
根が生長を止め、それ以上大きくなることにエネルギーを使わなくなるので、植物は花を咲かせ実を付けることにエネルギーを使います。また、根が休んでいる状態なので、数年後の植替え時のダメージも抑えることができます。
気になるデメリットその1
メリット盛り沢山のスリット鉢ですが、陶器の鉢やフレグラーポットなどと比べると、おしゃれ感はどうしても劣ります。
気になるデメリットその2
排水性が良いので、乾きやすいとも言えます。なので、鉢底石は使いません。
排水スリットから土が多少流出することがありますが、植え付けて数週間もすれば、土も落ち着き流出しなくなります。
乾燥を嫌う植物の場合は、こまめな水管理が必要になります。
デメリットはメリットの裏返し。植物が元気な根を張り、葉や花や実が元気に育つなら、ぜひ取り入れてみる価値はあると思います。
スリット鉢のサイズ一覧号数 | 7号ロング
| 8号
|
10号
| 12号
|
内径 | 18cm | 20.5cm | 26cm | 35cm |
外径 | 21cm (底18.5cm) | 24cm (底19.5cm) | 30cm (底25.5cm) | 40cm (底33.5cm) |
高さ | 25cm | 21cm | 26.5cm | 33cm |
容量 | 6L | 7L | 13.5L | 30L |
苗 | ハーブなどの 小さな苗 | バラの新苗 バラの大苗 | 1、2年生果樹 庭木 | 3年生果樹 立性の庭木 |
基本的に鉢の大きさはお買い上げ頂いた苗のポットサイズに
2~3号大きいサイズを選びます。
お届けする商品について
商品について |
色が選べます。 緑色(グリーン)、紺色(ネイビー) 以前は紺色の方が人気でしたが、最近は緑の方が人気。
サイズをお選びください。
7号サイズ ロング 外径: 21cm (底18.5cm) 内径: 18cm 高さ: 25cm 容量: 6L 材質: ポリプロピレン 用途:ハーブや宿根草、4号~5号ポット苗や根鉢直径15cmくらいまでの根巻き苗の植え替え・鉢増しに。
8号サイズ 外径: 24cm (底19.5cm) 内径: 21cm 高さ: 21cm 容量: 7L 材質: ポリプロピレン 用途:バラの新苗、木立性バラの大苗の植え付け、2年生ブルーベリー、ラズベリーなど4号~6号ポット苗や根鉢直径20cmくらいまでの根巻き苗の植え替え・鉢増しに。
10号サイズ 外径: 30cm (底25.5cm) 内径: 26cm 高さ: 26.5cm 容量: 13.5L 材質: ポリプロピレン 用途:木立性バラの大苗の植え付け、1、2年生果樹苗、ブルーベリー3年生苗や根鉢直径25cmくらいまでの根巻き苗の植え替え・鉢増しに。
12号サイズ 外径: 40cm (底33.5cm) 内径: 35cm 高さ: 33cm 容量: 30L 材質: ポリプロピレン 用途:つる性バラ・大型シュラブローズの大苗・3年生・長尺苗の植え付け、3年生果樹苗、ぶどう・キウイの3年生大苗や根鉢直径30cmくらいまでの根巻き苗の植え替え・鉢増しに。 |