とっても珍しい バニラの木
バニラビーンズが採れる珍しい木。観葉植物としても楽しめます!
バニラビーンズがとれる観葉植物。斑入り葉のカラーリーフ。
ついに苗木部に上陸した「バニラの木」。お菓子作りをされるかたはよくご存知かと思いますが、スーパーなどでもバニラビーンズであまりおいてないんです。「スーパーまで出向いたのにない!」という経験をされた方もいるのでは?と思い、「だったらお家で育てちゃおう!」ということで、当店へ初登場しました。
バニラは南国系のラン科の植物なので、室内で楽しんでいただくのがおすすめ!花の寿命はとても短く、朝開いて数時間でしぼんでしまうくらい貴重です。朝5~6時に開花して午前中に満開になり、昼を過ぎるとしおれてしまいます。なので、放任して実をつけることがほとんどないので、たった数時間の間で人工授粉が必要。開花から6~10か月後に収穫できます。手間をかけたバニラビーンズでつくるお菓子は、格別なおいしさのはず。
バニラの木は観葉植物としても販売されています。葉は分厚くて艶やか。つる性なので、支柱やオベリスクなどに誘引しておしゃれに仕立てていただくと、お部屋が華やかに彩られます。
収穫を目的としなくても、お部屋にあれば癒されるそんな「バニラの木」いかがですか?
ツル性の植物ですので、支柱に誘引が必要です。つるを長く伸ばすと花付きもよくなります。高温多湿を好みますので、水やりや温度に気をつけて管理をしてあげてください。
バニラの木の育て方の注意点
バニラの木 の特徴
学名
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Vanilla planifolia ラン科 バニラ属
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開花時期
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4~6月頃
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花色・大きさ・花形
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黄緑
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香りの強さ
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香りなし
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収穫時期
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10~4月
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結果年数
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3~4年
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自家結実性
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1本でなります。
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最終樹高
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鉢植え:0.5m ~ 2m (耐寒性常緑低木)
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最終葉張り
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つる性
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栽培用途
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鉢植え、観葉植物
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成長の早さ
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早い (50cm/年)
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植栽適地
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日本全国(原則、鉢植え栽培)
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育てやすさ
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日照条件:半日陰、耐陰性強い、 耐寒性弱い(10度)、耐暑性強い、耐乾性強い
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耐病害虫性
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耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない
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花言葉
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永久不滅
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植え方・用土
強い日光を嫌うので、夏は遮光ネットの下(室内でしたら、レースカーテン越しの日当り)に置きます。冬は室内の日当りの良い場所に置いてあげてください。日陰から急に日当りの良いところで移動すると、葉焼けを起こしますので、ご注意ください。
植え付けや植え替えは6~7月に行います。
根を水に浸し、しっかりと水分を吸わせてあげてください。水苔にも水分を含ませ、片手でぎゅっと軽く絞ります。根の隙間を埋めるように、優しく根に水苔を巻いていきます。素焼きの鉢に入れて、鉢の周辺を軽く水苔で埋めて、押さえて鉢から抜けないようにしてください。水苔は水を含んで膨らんだ状態なので、多少多めに水苔を巻いて植えてあげるとよいです。
鉢のサイズは根が収まる範囲でなるべく小さめのものを選んであげてください。
用土は
ピートモスに
パーライトを混ぜたような保水性の高い用土でも植えられますが、水ゴケ、洋ラン用バーク、ヤシ殻チップをそれぞれ単体で使用して植え付けていただくことをおすすめします。植え込む鉢は、水ゴケの場合は素焼き鉢、洋ラン用バーク、ヤシ殻チップの場合はプラスチック鉢に植えてあげてください。 2年に1回程度、春の終わりから初夏頃に植え替えを行ってください。そうしていただくことで、その後の生育がさらによくなります。
水やり
多湿を好みますので、夏は多め、冬は少なめで管理をしてあげてください。水ごけを常に湿った状態に保ち、葉水をこまめに与えるようにしていただくとよいです。冬は乾かし気味に管理にしてあげてください。濡れた状態で寒さに当たると根腐れを起こしやすいので、冬の水やりには注意をしてあげてください。冬に葉や茎に水をかけると低温時ではその部分が腐ったりしますので、冬の水やりは株元だけにお願いします。
肥料のやり方
春(5月上旬)から秋(9月下旬)まで2週間に1回程度、
液体肥料を施します。液肥は、観葉植物用の液肥をご利用ください。
その他豆知識
バニラの木は寒さが苦手です。生育温度は最低10~15度以上で、生育適温は21~29度となります。日本の気候では、露地栽培はできません。どの地域の方も、鉢植えで管理をしていただき、冬は室内管理をお願いいたします。15度以下の低温な場合は水やりは控えて乾燥気味に育ててください。
病害虫の予防法
低温で過湿にした場合、葉に斑点が出ます。15℃以下になる場合は、乾かし気味に管理してげてください。
増やし方
6~7月に挿し木で数を増やします。水苔に2節以上の長さで切り取った枝を挿しておけば、簡単に根を出して新しい株として育っていきます。