最高の黄バラ!暖かい気持ちになるヘンリーフォンダ
苗木部 (花ひろばオンライン) はじめてのバラ栽培 2月の作業 ~目次~ |
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バラ栽培を安心してお楽しみいただくため、12ヶ月計画を立てよう! |
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はじめてのバラ栽培(バラの育て方)1月編、もうご覧いただけましたか?
今回は2月編「木立ちバラの剪定」についてのお話しです。「キレイなバラをいっぱい咲かせたいのは みんな同じ♪」ですよねぇ~。
さて、2月頃のバラ栽培でおさえておきたいポイントはズバリ「剪定」です。はっきり言ってもうこれしか無いです。 バラはハサミを入れることで将来に繋がります。長く楽しむためにはしっかりハサミを入れなければいけません。でも、せっかく伸びた枝を剪定するなんてもったい無い、そう思う気持ちもわかります。 さて、今月号では、なぜハサミを入れなければならないのかをたっぷり解説していきます。 |
バラは硬くなった枝ほど良い芽が吹きます。若い枝が硬くなるまでにだいたい3ヶ月ほどかかるため、弱い枝や不必要な枝は剪定し、勢いのある枝だけ残すのです。そうすることで、株も楽になり、確実な開花にが期待できます。 剪定箇所は咲かせたい位置と、株の健康状態(一月編参照)によって調整していきます。
ちょっと待って!
バラの状態に応じて剪定するタイミングを見極める
それにはまず! 剪定を行う1~2週間くらい前に葉をむしり取り、改めて枝の色をチェック。 赤色なら絶好調。 緑色なら好調をキープ。黄色っぽいようなら、元気が無い状態です。 枝色さえわかれば、剪定もし やすいですし、今後の対策も行えます。
寒い2月は「株元に栄養がある」状態です。暖かくなり枝先に栄養がいった状態で剪定すると、栄養まで切り落としてしまうため、今後の新芽の展開にも大きく影響します。
不要な枝を取りのぞく。
■ つまようじよりも細い枝
■ 枯れ枝
■ 短い枝
■ 黄色っぽい枝
全体的に日光が当たるように1/3~1/2を目安に剪定する。なるべく良い芽を残しながら剪定するのがポイント!
全体を2/3~1/2残すように剪定する。
こうすることで春に豪快な花を楽しむことができます。
枝の色によって剪定強度を変える!
赤い枝が多いバラは軽めに剪定(2/3を残す)、緑色の枝が多いバラはそれよりも強めに剪定(2/3~1/2を残す)します。赤い枝のほうが枝が充実しているため軽い剪定でも十分な開花が期待できます。
バラは剪定して育てる! |
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基本はしっかりハサミを入れること! 何度も言いますが、バラにハサミを入れてこそ、中級者~上級者へ上達する近道! 1月編でも少し話ましたが、とにかくバラを丈夫長持ちしながら、たくさん咲かせるには、「剪定」するしかありません!!剪定せずに放任し、枝が無造作に伸びきったバラは、やっぱり美しいと思える位置で花が咲きにくいんですね。 そのカラクリは、「日光」です。例えば、春の開花を期待できる枝があったとしても、上の不要な枝が影になってしまって日光があたりにくいと花付きが悪くなったりします。
そして、今月号で最も重要なのが、「剪定の仕方」です。樹形の好みは人それぞれですが、ボクはスタッフたちに「扇型」に剪定しましょう!といつも伝えています。これはバラに限らずですが、 やはり主幹がしっかり頂部にきて、脇がそのすぐ下あたりにきていたほうが、開花のときに高低差が生まれ、抑揚のあるバラになります。このように、ちょっとした工夫でいつもより手を加えてあげることで、バラたちも期待に応えてくれます。 |
2月に確認したい病気
冬は病原菌も休眠期。特に心配することはありません。はじめてのバラ栽培 2月編のまとめ |
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2月は暦でいうところの「1年で一番寒さが厳しい月」。そして、木立ちバラはバッサリ剪定され1年で一番、すっきりスタイリッシュになる季節です。 年にもよりますが2月の下旬頃から、少しずつ新しい芽が吹いてきます。山や高原もすっかり落葉し、色彩が無い時期ではありますが、バラに限らず、眠っていた植物たちが少しずつ活動再開の準備をはじめる。そんな季節です。地温が少しずつ上昇し、それに伴いバラも芽吹きはじめます。実は、この頃からゆ~っくり春に近づいているのです。 剪定が必要なのはバラだけではありません。バラ以外の植物もお庭で管理されている方は、落葉樹の剪定も同時に行ってください。落ち葉を片付けるだけでも、植物たちは すごく喜んでいるはずですよ! 冬の間にできることは限られています。
【バラについてのまとめ】
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