世界中から愛されるバラ ピエールドゥロンサール
苗木部 はじめてのバラ栽培 1月の作業 ~目次~ |
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◆ バラの病害虫予防について(1月編) |
はじめてのバラ栽培 1月編のまとめ |
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バラの株元や根っこにできるコブのほとんどは「癌腫病」というウィルス性の病気です。バラだけでなく、桜やリンゴ、藤などほとんどの植木に発生する病気です。発生する原因は根っこの傷口からウィルスが入ってコブが出来てしまいます。 病気なので放置しておくと栄養が奪われて、成長が衰えます。対策としてはコブをナイフなどで削り取るなどし、早めにコブを取り除きましょう。繰り返しコブができることもありますが、次第にコブが出なくなることもあります。ウィルス性の病気なので薬剤での完治が難しいことから、見つけ次第株ごと焼却処分しましょうなどと記述されている書籍もありますが、そんなことはありません。 よほど弱ったひわひわの若い苗でなければ株が枯れてしまうことはめったになく、癌腫が出来たままでも花を咲かせる木も多いと書いてある本もあります。サクランボなどでは「樹勢を早く落ち着かせるため癌腫病があったほうが良い」と言う生産者もいるほどです。 |
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でも、バラの場合は見つけ次第コブを取り除く方が良いです。そして、鉢植えに戻して再発しなくなるまで養生すると良いでしょう。 |