オレンジマザーズデイ。同じ花色が無い!っていうくらい、素敵な花色。
苗木部 はじめてのバラ栽培 3月の作業 ~目次~ |
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バラに発生する代表的な病害虫 |
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病気、害虫 |
発生時期、症状 |
対策 |
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黒点病 (黒星病) |
8月ごろの高温期、温度の下がる11月以降は、発生しても広がる速度は遅いです。 土中にすむ黒点病の細菌が、雨や水かけで跳ね返り、下のほうの葉に引っ付いて感染します。バラは必ずかかるといってもいい病気です。黒斑病・黒星病ともいいます。葉に黒い斑点ができ、やがて葉が黄色くなって落葉します。若い枝には、黒いアトが残ることもあります。(青系バラは特に目立ちます) 雨が続くと多発します。葉が減ると、樹勢が落ちたり、花が咲きにくくなります。 |
※ 治まらずに全ての葉が落ちてしまったら、枯れている、細い小さい枝などを整理して、軽く切り戻します。地面に落ちた病気の葉も片付け、カリ肥料を多めに与えて予防すると効果的です。 病気の葉を取り除いてから新芽が出たら、予防薬剤を散布して再発を予防します。マルチングを施し、水かけの際の菌の跳ね返りを予防したり、鉢植えなどの場合は雨のあたらない場所に避難させてやることも有効です。 マルチング材は定期的に交換するとよいです。冬に落ち葉を片付ける際にでも、一緒に取り替えてあげます。ついでに地表を殺菌するのもよいでしょう。 |
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うどん粉病 |
春〜秋の気温が15〜27度くらいのときに発生します。夏や冬にはあまり見かけません。
ただし、生育は衰えますから放置してもいい事はありませんので、見つけたら取り除いてやってください。
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※ 治まらずに全体にまんべんなく発生してしまったら、病変の葉を全部取り、風通しの悪くなりそうな込み合った枝などを整理して、対処薬剤を散布します。 早く発見すれば発生後でも比較的治ります。 他には、日当たりと風通しを良くして、夕方の水やりを控える。チッソ分の肥料は控え、カリ肥料を多めにあげるという予防の方法もあります。 |
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がん腫病 (根頭がん腫病) |
特に時期は決まっていません 根の傷口から菌が入って、菌のこぶを作ってしまったものです。 根や株元に「こぶ状のもの」ができます。接木部の癒合膨れに似てますが、病気の場合は表面がガサガサして泡が固まったような膨れ方です。 コブが生長をはじめるため、栄養を取られて樹勢が衰えます。樹勢は弱くなりますが、よほど弱い株でなければ、これが原因で枯死してしまうことはありません。 ※ベテラン生産者はこのコブを わざと取らない人も たくさんいます。サクランボやリンゴ、藤などではがん腫があることで樹勢を弱めて開花や収穫をコントロールするからです。
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この病気で株が枯れてしまうことはめったにありません。 諦めずに、根気よくコブを取りつづけて育ててあげてください。コブをとった部分にマイシンSなどを塗ってあげると多少、効果が上がります。 周囲に伝染するため、園芸書などでは薬剤での完治が難しいので、『発見したら株ごと抜き取り焼却処分する〜云々』と結構物騒な病気のひとつにされています。発生すると助からない疫病のように思われる方も見えますが、そんなことはありません。 定期的に取り除いてやってください。諦めるのはまだ早い! |
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べと病 |
多湿で少し気温が低い、昼夜の温度差が激しい時期に発生します。 夜露が朝まで残るような気候や高い湿度、ムレが一因となるようです。他の病と同じく、蒸らしていい事はあまりありませんね。 若い葉に紫褐色の斑点が出来たり、葉の裏面にも灰色のカビ状菌糸が現れて、ふやかしたようになり落葉します。また、茎にも細長く割れた斑があらわれ、ひどいと枯れてしまいます。 黒点病と同じく、あっという間に葉がなくなりますが、
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見つけたらすぐ病気の葉を取り除き、 ※ 治まらずに全ての葉が落ちてしまったら、枯れている、細い小さい枝などを整理して、軽く切り戻して追肥を与えます。地面に落ちた病気の葉も片付け、とにかくムレないようにすると効果的です。 病気の葉を取り除いてから新芽が出たら、 他には、日当たりと風通しを良くして、夕方の水やりを控えるという予防の方法もあります。 |
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アブラムシ |
7、8月の暑い時期はあまり見られないです。 緑や黒色の小さな虫が、若い葉の裏や蕾に群がって樹液を吸います。葉がしわしわになったりで、見栄えも悪くなりますし、酷いと生長も悪くなります。 排泄物が「すす病」の原因になり、「他のウィルス病」などを媒介し二次病害の原因にもなる上、アブラムシは短期間でよく増えるので、放っておくと大変です。
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但し、薬をまく場合、同じ薬剤を続けてかけると耐性ができてしまうので、時々薬品を変える事も必要です。消毒散布後2日後くらいの朝、ホースの水圧で死骸は吹き飛ばします。 ※春先は薬剤の抵抗が強く、効きにくいとも言われています。 なるべく数が少ないうちに手で取ってしまってください。 |
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チュウレンジバチ (幼虫) |
春から秋にかけての期間に発生します。バラを育てたことのある方なら、おそらく一度は目にした事がある虫です。 孵化した幼虫は、旺盛な食欲であっという間に若い葉を食べてしまいます。しかも、1枚の葉に集団でとりつくので、大本の葉脈を残して食べつくしてしまうまでに、さほど時間がかからないです。 頭が黒やオレンジで、胴体の緑色の幼虫が、葉のふちについてモリモリ食べます
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被害にあった葉は取り払い、幼虫は、見つけたら捕殺します。数が多いときには殺虫剤で消毒してください。 |
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ハダニ |
気温の低い時期は発生しにくいです。
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※ 同じものを連続して散布すると、やはり抵抗力がついてしまうので、アブラムシ同様、薬剤は散布のたびに変えたほうが良いです。 ※ 治まらずに全ての葉が落ちてしまったら、症状の出ている葉を整理して、軽く切り戻して追肥を与えます。新芽が伸びてきたら薬剤を散布して、再発を予防します。 ダニは水が苦手。 ※やりすぎると蒸れるので、うどん粉病やべと病発生の原因になります。ほどほどに! |
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カミキリムシ (テッポウムシ) |
幼虫は2〜3年かけて育つので、発生時期は「通年」と考えてください。 成虫は5〜7月に多いので、捕殺するならこの時期です。株元に木くずのようなもの(写真「上」参照)が出ていたら、この虫がどこかにいます。あっという間にバラを枯らす恐ろしい害虫です。 成虫は茎の皮や新芽を食べて、それより先を枯らしてしまいます。幼虫はもっと酷く、幹や根の内部を食べながら3年目にさなぎになります。 ですから成虫よりも、幹に潜り込み中心をくりぬいてしまう幼虫のほうが厄介と言え、最悪、幹が折れてしまいます。
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周囲などに、卵を産み付けそうな枯れ枝などがないか確認をし、掃除をしておくと予防になります。 万が一、残念ながら完全に枯死してしまった場合、新しい幼虫が発生しないうちに、速やかに片付けてあげてください。 テッポウムシ予防樹脂フィルムを枝や幹に塗って予防します。 ※昔はカミキリムシの頭をちぎって(生首にする)農協に持っていくと、おこずかい(報奨金)がもらえました。(By・・・田舎育ちの店長の子供のころ)
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コガネムシ ネギリムシ(幼虫) |
幼虫は8月〜、成虫は5〜9月頃に発生します。
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または薬剤を木とその周囲に散布して下さい。
幼虫の場合—— 8月下旬に卵が孵化します。卵からかえったばかりの小さな幼虫は薬剤での殺虫が容易です。ダイアジノンやカルホスなどを株元に散布しましょう。 |
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カイガラムシ (ロウムシ) |
風通しが悪いと多発するようです。 枝や茎から汁を吸い、葉が黄色くなったり、 排泄物は「すす病」などの原因にもなります。
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薬剤で駆除する場合、なるべく早い時期(4〜6月は幼虫が動き回る時期)の薬剤散布をすすめます。 ※ブラシなどで枝から削り落としたら、生きていけないのですが、まれにまた這い上がることもあります。滅多にありませんが、心配な場合は硬い地面で踏み潰したり、 薬剤を浴びせかけるなどしてトドメをさしておいてください。 他には、風通しが悪いと発生するようなので、風通しを良くする為に、込み合った枝を片付けたり、もしくは冬期に石灰硫黄合剤、あるいはマシン油、乳剤などを散布すると、予防効果があります。
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ヨトウムシ |
大体春〜秋頃に発生します。 食べられている葉のある株の周囲、その葉の陰や、少し掘り起こして蛇やトカゲのような地味な色に、控えめな斑紋の入ったイモムシなどが転がり出たら、それがヨトウムシです。成長するにつれて、被害は拡大してしまいます。
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緑色ではなくなった「大きな幼虫」は、薬剤が効きにくい上、昼は隠れて夜間に現れるので、株元や葉の裏を見る、地面を軽く掘り起こすなどして探し、見つけたら速やかにトドメをさしてください。
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黒点病に効く薬剤 |
うどん粉病に効く薬剤 |
べと病に効く薬剤 |
●予防効果と治療効果を兼ね備えています。(成分が葉の中に浸透するため病原菌が植物体に入るのを防ぎ、すでに侵入した病原菌も退治します。) ●うどんこ病・灰色かび病・菌核病など広範囲のかび性の病気に効果があります。 |
●葉の中に成分が浸透し、予防効果と治療効果を発揮します。 ●黒星病・うどんこ病の専門薬です。 ●乳剤のため計量しやすく、また散布後の葉の汚れもなく観賞価値を損いません。 |
●細菌による斑点細菌病、カビによっておこるもち病・べと病等に |
アブラムシに効く薬剤 |
チュウレンバチに効く薬剤 |
ハダニに効く薬剤 |
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コガネムシ(幼虫)に効く薬剤 |
ヨトウムシなどに効く薬剤 |
そのままスプレー! |
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はじめてのバラ栽培 3月編のまとめ |
梅の開花が真っ盛りだと思いきや、あっと言う間に桜の開花となる、出会いもあれば、別れもある、 【バラについてのまとめ】 寒冷地以外の地域は、芽かき、中耕、追肥を行う季節です。 開花まであともう少し!ここで ひと手間加えることで、その後のバラに大きく影響します。 葉っぱが茂ってくる分、混み合っているスペースで栽培している場合は、消毒などもしてあげましょう! 消毒したら、数週間ほど様子を見てあげてください。弱っているバラや、強めに切り戻したバラなどに液肥を与える場合も、 一度にたくさん与えすぎず、少しづつ与えて様子を見てあげましょう。
【バラ栽培3月編 重要キーワード】 バラの,芽かき、追肥、中耕、病害虫、消毒 |
カイガラムシについてはこちらもご欄ください。 |
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