バラ栽培を安心してお楽しみいただくため、12ヶ月計画を立てよう!
はじめてのバラ栽培(バラの育て方)7月編、もうご覧いただけましたか?
太陽の日差しが痛いほど照りつける、バラにとっても一番の過酷な季節がやって来ましたね (笑)
そんな暑い8月ですが、基本的なことと、少しのお手入れでバラの夏越しが可能です。
今月号では夏を乗り切る「バラの夏越し」についてじっくり解説していきます。
【8月のバラはどんなことに気をつけるの?】
さて、8月頃のバラ栽培でおさえておきたいポイントは、「バラの夏越し」です。
私たち人間はプールに行ったり、海に行ったり、夏を乗り切る術を知っていて、体が覚えています。
しかし、バラたちは言葉が話せないし、養分を上手に使い分けることができないため、少し目を離すとグッタリしていることも・・・。
そうならないように、バラにとっての「涼しくて快適な環境作り」が重要です。
はじめてのバラ栽培 8月編のポイント
夏越しはどれだけ「涼しい環境が作れるか」がポイント!ついでにお庭もコーディネイトしよう!
8月編で大切なことは、夏越しと病害虫対策。これに尽きます。
夏越しって難しいって思われがちですが、シンプルに考えて、「どれだけ涼しい環境が作れるか」だと思います。
水やりも当然大切ですが、混植している植物たちとの隙間を作ってあげたり、木陰を作ってあげることも大切。
あと、弱っているバラに肥料を与えても返って逆効果!しっかりご自宅のバラを観察し、肥料では無く「活力剤」を使うことも
覚えておきましょう。庭植えの場合はついでに「コーディネイト」も考えましょう。低木類 (特に常緑樹)を近くに植えて高低差を
つけるだけでお庭に立体感が生まれますし、花壇を作って一年草を植えるのも良いでしょう。
バラの数だけ増やす足し算で考えず、引き算で考えたり、掛け算で考える (他の植物と合わせる)ことで、憧れのローズガーデンに
また一歩近づくことでしょう。