植え方・用土
植え付けすぐに果実がなりやすいので、家庭果樹におすすめ。日本全国で栽培でき、やせ地でも育ち、とっても簡単です。秋~梅雨位までに植え付けします。肥沃で通気性がよく、やや湿り気味の土がいいです。やせ地でも育ちます。
鉢植えの場合は
培養土 「和み」で植えてください。地植えでは地植えに使う用土 堆肥 「
極み」を良くすきこんだ用土で植えてください。
春の植え付け方法
2月ごろが植え付け適期です。まだ寒い時期であれば根を少し広げ気味にして植え、葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根鉢はほぐさないで植えてください。
夏の植え付け方法
根をほぐさずに植えます。秋の彼岸までは雨が降らないときは水切れに注意です。
秋の植え付け方法
植え付け最適期です。秋植えすると次の生育期まで半年くらいあるので、水切れに耐える苗に育ちます。まだ暑い時期は根をほぐさずに植え、気温が下がっている時期なら根を広げて植えます。根がほぐれないときは無理にほぐさず植えます。
冬の植え付け方法
冬も植え付けにいい時期です。土が凍らない地域では冬でも大丈夫。多少の雪や霜は問題ありません。寒さが心配な場合はマルチングをしておきましょう。
水やり
地植えした場合は雨が当たる場所では水やりは雨に任せ、よほど雨が降らないときだけ土が乾いたら与えます。
鉢植えでは土が良く乾いたら水をたっぷり鉢底から流れ出るくらい与えます。
土が乾いていなければ与えません。4月下旬から初夏は水切れしやすいので注意です。
夏は乾燥したらたっぷり水を与えてください。
肥料のやり方
3月と収穫後に速効性
化成肥料を与え、12月ごろ有機質肥料を与えます。
花芽の付き方
花芽には、芽から花しか表さない純正花芽と、花と共に葉と枝も表せる混合花芽があり、マルベリーは、混合花芽が前年に伸びた枝の先端部から中間部にその花芽をつけます。(古い枝には実が付きません。)
剪定方法
毎年12月ごろに不要な枝や混み合った枝を間引いてあげてください。
植え付け2年目は全体の枝先も50cmほど切りつめてあげてください。
6月の収穫後に、枝の基部から2芽を残して切り戻し剪定をしてあげてください。
植え付け3年目以降からは、6月の収穫後の剪定と、12月は間引き剪定のみを継続して行っていってください。
病害虫の予防法
カミキリムシの仲間に注意します。
テッポウムシ予防樹脂フィルムで防除します。
実菌核病に注意です。糸状菌の一種が原因で、果実が白くカビが生え落果します。落果した果実は菌核で越冬し、春にキノコが生えて胞子が飛散し、桑の花に付着してまた発病します。病果は早めに取り除き、落果した果実も放置しないようにしてください。表土を削り取って処分して新しい土に植え替えます。