受粉樹用のシーベリーの雄木。オス木がないと実はなりません！

受粉樹用のシーベリー「雄木」です。
シーベリーは1本では実が成りません。結実には「オス木」が必要ですので、雄木を近くに植えてください。
オス木１本で６～８本のメス木を受粉させることができるので、基本的に１本あれば十分です。
開花は５月頃で、開花してから１０日間ほどは受粉能力があります。
屋内で栽培するような果樹ではありませんが、風で花粉を飛ばして受粉する「風媒花」なので、ビニールハウスのような風のない場所で栽培すると実がならないので注意しましょう。（花に蜜がないので、蜂のような昆虫による受粉もできません）

シーベリーは200種類もの栄養素を含み、「奇跡の果実」といわれるほど栄養価が高く、果実はビタミンCやビタミンA・Eが豊富で、健康食品として注目を集めています。
中でもビタミンCはプルーンの21倍！ビタミンAはレモンの56倍！ビタミンEはイチゴの12倍！この3つのビタミンを同一果実に含むのはシーベリーだけです。さらに鉄分がブルーンの27倍！亜鉛がブルーベリーの7倍！アミノ酸は黒酢に匹敵！まさに奇跡の果実です。
また体内で合成できない不飽和脂肪酸（オメガ3・6・7・9）を含んでおり、果物では珍しく油脂を含んでいるのも特徴で、マカダミアナッツと同等の含有量と言われています。
栄養価が高いシーベリーですが、果実は酸味と渋みが強いので、そのままだと食べにくく、ジュースやジャムなどに加工して食べます。
トゲが多いので収穫の際は注意が必要です。枝にも生えるし、枝先もとがっています。