植え方・用土
日当たりが良く、風通しと水はけの良い場所を好みますが、極端な乾燥には弱いため、真夏の直射日光が当たる場所は避けます。(適正生育気温は15~20度前後です)イタリアンパセリは、ハーブとしては珍しく酸性土壌を好む(ph6~6.5位)ため、pHを調整してあげましょう。鉢植えでは
ブルーベリーの土で植えてください。地植えする場合は
ピートモスを良くすきこんで植えてください。
北海道や東北などの寒冷地は戸外での越冬が難しいため、鉢植えで管理し、冬の間は暖かな室内で管理しましょう。
種まきで育てる場合の播種時期は3~5月、9~10月です。
土を入れたポットに1cmほどの穴を開けて種を3~4粒まき(セルトレー・直播きも可)、種の穴同士は15cmほど間隔をあけます。日の当たる場所に置いて、発芽するまでは土を乾燥させないよう水やりを続けます。風通しが悪くならないよう、本葉が出てきて混み合ってきたら生長の遅い苗を間引きます。
水やり
土が乾いたらたっぷりと与えます。乾燥を嫌うため、水切れしないよう注意します。特に、夏の高温期はハダニが発生しやすいので、早朝にたっっぷりと葉水を与えます。
肥料のやり方
肥料は2~3週間に一度追肥をしましょう。葉が黄色くなってきたら栄養不足の合図です。
剪定方法
過湿を嫌うため、茂らせ過ぎに注意し、適宜収穫していきましょう(草丈20cmくらいがオススメ)。特に梅雨時は、うどん粉病にかかりやすいので、空き気味に管理します。
その他豆知識
収穫方法
草丈が20cmくらいになったら収穫時期なので、根元を2~3cm残して食べる分だけハサミで切って収穫しましょう。
病害虫の予防法
日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「
ニーム核油かす」を適量お使い下さい。
(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。 住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。
※排水性UPには「
パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「
腐葉土」をご使用下さい。
(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。
(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。
(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。
(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。
増やし方
挿し木、種で増やします。