ボニカ'82
Bonica 82
国際バラとガーデニングショーにて撮影。日陰だとこんな花色。
販売中の2年生大苗に咲いたボニカ82。房咲きになります。
寒さや病気に強く、幅広い環境に適応する世界バラ連合殿堂入り品種。
長く伸びたシュートがうなだれてスプレー状に大きな房咲きになります。多花性で株全体を覆うように花が咲き、見事。パステルピンクの花色です。秋の花色は濃くなり、いっそう美しい。花弁数:30~50枚位で丸弁平咲きです。
ローズヒップが楽しめます。春以降も花を咲かせるには果実をつけさせないようにします。
樹勢は強健で樹形は0.8~1.2mくらいに成長します。うどん粉病や黒星病にも強い耐病性の強いガーデンローズです。
ランドスケープ・ローズとも言われる修景バラに分類されます。景観をつくるのに適した品種群です。手入れが少なくても丈夫に育つ系統で、寒さや病気に強く、幅広い環境に適応します。手入れの楽なバラをお求めの方にお勧めです。公園や道路などにも利用されています。
房咲きするのでフロリバンダローズに分類されたり、つるばらとして使えるのでツルバラ、あるいは難しい表現ではSシュラブの系統に分類されたりします。どんな植栽でも楽しめる便利ローズです。
耐寒性が抜群に優れておりますので北海道、北国のかたにおすすめ!
1983年 ADR受賞
1987年 AARS受賞
2003年 世界バラ会連合殿堂入り
シュラブローズはブッシュローズ(木立バラ)とクライミングローズ(つるバラ)の中間的な樹形で、やや高性になるものや半つる性になるものです。鉢植えや花壇、オベリスクなど使い勝手が良いので、用途やシーンを選ばずに用いやすい品種が多いです。
シュラブローズは冬に強い剪定をして木立ちにしてもいいし、トレリスとかオベリスクに誘引しても楽しめます。どっちかといえば、トレリスやオベリスクに誘引して大きくした方が、たくさん花が咲くボリュームがある鉢植えで楽しめます。ベランダで楽しめるつるばらと言う感じです。
日向の花色。
午後の逆光に映えるピンク。光の加減でいろんな表情を見せます。
バラ 修景用FLタイプ ボニカ’82の特徴
学名
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Rosaceae Rosa バラ科 バラ属
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作出年・作出者
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1982年 (フランス・メイアン)
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交配親
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(R sempervirens × Mlle Marthe Carron) × Picasso
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開花時期
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5~10月 (繰り返し咲き)
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花色・大きさ・花形
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パシイェルピンク・中輪咲き(8cm位)・丸弁平咲き
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香りの強さ
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★★★☆☆ 中香 ティー系
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最終樹高
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地植え:0.8m ~ 1.2m 鉢植え:0.8m ~ 1.2m (落葉低木)
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最終葉張り
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シュラブ性
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栽培用途
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鉢植え・プランター向き、庭植え向き、フェンス向き、ポール向き、公園、街路樹
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植栽適地
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北海道~沖縄
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育てやすさ
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★★★★★ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、 耐寒性強い、耐暑性強い
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耐病害虫性
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耐病性:強い 害虫:普通につく
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芽吹き時期
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3月頃
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トゲの大きさ
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トゲは普通
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花言葉
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(ピンクのバラ)上品、しとやか、暖かい心、恋の誓い
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植え方・用土
植え付け適期は10月から翌年の春、遅くても5月中には植えてあげましょう。他の時期でも植え付けは可能ですが、葉っぱが残っている時期は根鉢を崩さないようにそっと植えつけ、水切れさせないよう注意します。ふかふかの土が好きなので、地植えの場合は完熟
堆肥を漉き込んで植えつけます(肥料分が入っていない場合は元肥もいれます)。鉢植えの場合は
培養土を使用すると楽ちんです。スリット鉢でない場合は、排水性を良くするために
鉢底石を鉢底に敷いてください。
水やり
鉢植えの水やりのポイントは、土が乾いたらたっぷりと水を与えることです。地植えの場合は土が乾いて葉の先が萎れたときにたっぷりと与えます。ですので、梅雨の時期は控え気味に、真夏の高温期は水切れさせないよう注意しましょう。
冬の時期は休眠期に入るので鉢植えでも水やりは控え気味に。たまに土の表面を見て乾いていたら与える程度で大丈夫です。地植えの場合は雨水で十分です。
肥料のやり方
3月の芽出し時期と夏剪定後に追肥を行います。バラが弱っている場合は液肥や活力剤で樹勢回復を優先しますが、そうでない場合は緩効性肥料を適量与えます。
地植えの場合は、寒肥として株周りに乾燥牛糞等を漉き込みます。
花芽の付き方
花の付き方が不安定で、切れば咲くHTローズと比べてちょっと気まぐれな系統です。大きなものは樹形の管理が難しくなるため、初心者はコンパクトに木立に仕上げるのがおすすめ。
剪定方法
シェラブは仕立て方によって木立にしたりフェンスに添わすことが可能です。
■木立仕立てにする場合
【冬剪定】
木立仕立てにする場合は1月中旬から2月上旬の、芽が動き始める直前に剪定を行います。生育の悪い枝や並行枝などの不要な枝は根元から取り除きます。また、全体に日が当たるようバランスを見ながら全体の1/3~1/2を剪定します(1/2以上残します)この際に、芽の少し上で切るようにしましょう。
通常はこの時期は落葉していますが、近年の温暖化の影響か葉が残っていることもありますので、剪定する2週間前に葉をすべて取りのぞき、枝の状態を確認しておきます。
【花後の剪定】
一番花を摘み取ったら、その枝の葉を2~3枚残して切り戻し剪定を行います。
また、梅雨や夏の高温期は病気になりやすい時期でもあります。不要な枝葉適宜剪定し、風通しがいい状態を維持しましょう。
【夏剪定】
9月ごろの気温が下がり始め、生育が再び活発になるこの時期に夏剪定を行います。夏越し後のバラの状態にもよりますが、基本的に葉が残っている部分の1/3弱ほどを剪定します。弱ったバラだと下葉がないこともあるため、枝先をちょっと切るだけになることもあります。この時に株元がカチカチのようなら少し耕してあげましょう。
■フェンス仕立てにする場合
【夏剪定】
7月ごろに夏剪定を行います。去年から誘引している親枝を枝先から1/3程度元気なシュートの手前まで切り戻します。切った後に出てきたシュートは、束ねて垂直になるように軽く縛っておくと育ちが良くなります。
【その後の剪定】
梅雨や夏の高温期は病気になりやすい時期でもあります。不要な枝葉は適宜剪定し、風通しがいい状態を維持しましょう。
【冬の誘引】
今年に伸びた枝が固くなる前、12月ごろに誘引を行うのが理想です。(一応2月くらいまでは誘引可能)。葉っぱをすべて落とした後に、良い枝から優先的に水平になるように誘引していきます。枝同士が少なくとも握りこぶし分くらいは離れるようにしてください。
その他豆知識
近年の夏の暑さはバラにとっても大変な負担です。直射日光が当たらないように工夫するなど、バラが涼しく過ごせるような対策をしてあげましょう。葉っぱが黄色くなり始めたら夏バテのサインです。
病害虫の予防法
3月頃から病害虫の被害が増え始めます。植物の様子を見ながら適宜、薬剤などを使用します。特に、梅雨の湿気が多い時期や真夏の高温期は要注意です。