植え方・用土
日あたりから日陰まで良く育ちますが、日あたりの良いほうが花付きは良いです。
保水性、保肥力の良い水はけのよい土壌に植えてください。
地植えの場合は堆肥
極みを良くすきこんだ土に植えます。鉢植えではバラの土(
培養土)に植えてください。窒素肥料過多になると花が咲き始めるのが遅くなるので、植え付け時は肥料は控えたほうが良いと思います。
10~11月は植え付けのベストシーズンです。冬や春の植え付けでも大丈夫です。根はほぐさずにそっと植えてください。植え付け時は地上部を切り戻さなくても、切ってもどちらでも良いです。
鉢植えでは年中植え替えても大丈夫です。生育が早く根詰まりしやすいので、植え替えは2~3年に1回行います。できるだけ根を傷つけないように鉢増ししてください。時期は10~11月が最適です。
水やり
地植えでは水やりは不要。雨任せで大丈夫です。よほど雨が当たらない場所であれば、生育期の4~10月は土の湿りを見ながら、必要であればたっぷりと与えてください。
鉢植えでは生育期はたっぷりと。冬は土が乾いていなければ与えないようにしてください。
肥料のやり方
苗の大きさにもよりますが、モッコウバラは年数を経て成熟しないと花が上がってこないことがあります。肥料は控えるか少なくします。肥料が多いと枝や葉ばっかり茂って、花芽がつかないか、花が咲き始めるまで年数がかかります。樹勢を早く落ち着かせるために、剪定も肥料も控えめにします。
花芽の付き方
花芽は夏に出来て、翌春開花します。ということは9月以降にむやみに剪定すると花が咲かなくなります。
剪定方法
剪定の時期に注意です。
新しい枝が古い枝を覆うように育っていくと、日当たりが悪くなることと樹勢が強くなることで花が咲かなくなります。
剪定は7月ごろまでに行い、古いシュートを残して、新しい勢いのあるシュートを切ります。
勢いが衰え、小枝が出るようになり、花芽がつきやすくなります。
誘引も7月ごろに行います。遅れると夏についた花芽を何かのはずみで落としてしまうことも。
病害虫の予防法
気になる病害虫はありません。
増やし方
挿し木で殖やします。