ポポー NC-1の育て方
植え方・用土
12月~3月ごろが植え付け適期です。でも、10月~梅雨までに植えても結構根付きます。芽吹いた苗を植える際は、根を崩さずに植えてください。直根性で細根が少なく、苗は根が土をつかんでいないのがほとんどですが、品質に問題ありません。
保水性の良い、有機質を多く含んだやや粘質気味の土が好きです。
冬の植え付け方法
鉢植えの場合は、表面が乾いたらたっぷりと(鉢底から水が出てくる程度)与えてください。地植えの場合は、夏場の晴天が続くような時でなければ雨水だけで充分育ちます。
水やり
鉢植えの場合は、表面が乾いたらたっぷりと(鉢底から水が出てくるくらい)与えてください。庭植えの場合は、夏の晴天が続くような時でなければ、雨水で充分育ちます。
肥料のやり方
12月ごろ有機質肥料を与えます。3月頃と9月に速効性肥料を与えます。
剪定方法
放任すると枝が直立しますので、9月ごろ徒長枝を強く切り戻しし、枝を横にはらせるようにします。大きくなった木を剪定する場合、12月~1月に行います。露地植えの場合は枝をなるべく低く横に誘引すると、収穫量が上がり、収穫も楽です。
前年枝の基部に花芽をつけるので、切り詰めても花芽を落とす心配が少なく、コンパクトに収めることができます。
その他豆知識
これといって栽培に工夫が要らないのがポポーの良いところ。病害虫に強く、無農薬で楽に栽培できます。 耐寒性も強く日本全国で栽培可能です。
品種によっては1本で結実しますが、1本で結実する品種でも2種類以上混植するとよいです。
果実は完熟すると木から自然に落下し、そのころがちょうどベストな食べごろです。収穫後2~3日追熟させると香りが強くなります。熟した果肉は淡い黄色で甘みが強いです。
実生苗は成熟が遅く、結実まで時間がかかります。また、直根性で細根が少なく、苗は根が土をつかんでいないのがほとんどですが、品質に問題ありません。生長はいたってのんびりです。
病害虫の予防法
ほとんど心配要りません。