サザンハイブッシュ系ブルーベリー
シャープブルー|3年生接木大苗(ブルーインパルス)
土壌適応性・常緑性があり乾燥にも強い!

花も実も紅葉も楽しめ、季節の移ろいの度に表情を変えます。
シャープブルーとオニールがあれば他のブルーベリーはいらない
土壌適応性にたいへん優れており、乾燥にも比較的強く、樹勢も強い育てやすい早生品種です。冬の低温欲求少ないです。
常緑性も強く、地域にもよりますが落葉せず、翌年の収穫期まで葉が残ることが多いです。狂い咲きすること多いですが、本格的な開花は3月中旬ごろからです。暖冬のときはあまりに早咲きしてしまうので、晩霜害や他の品種と受粉ができない心配はあります。
裂果が多いですが、果実は酸味が強く風味は良いです。完熟果は糖度が増して風味も良くおいしくなります。完熟果の見極めが難しいのでつまみ食いしながら完熟を見極めます。摘み取り園には向かない品種ですが、性質が非常に強いのと、完熟果は最高にうまいので、家庭果樹に断然おすすめです。正直、シャープブルーとオニールがあれば他のブルーベリーはいらないです。
フロリダ大学の『シャープ博士』の名前から由来されたと言われています。シャープ博士すごいと思います。
果樹栽培の入門種ブルーベリー。
花も実も紅葉も楽しめ、季節の移ろいの度に表情を変えます。
ブルーベリーは1年生でも収穫できたりしますがビルベリーの1年目の収穫はちょっと我慢。2年生苗の植え付け1年目は欲張りすぎない程度に収穫しても大丈夫。3年生以上は普通に収穫を楽しめます。
サザンハイブッシュ系品種(南部ハイブッシュ系)は温暖地に適した系統です。地域によって異なりますが、この系統は味が良い品種が多く、早生性、常緑性、分枝性が強いです。ただ、樹勢が強くない品種が多いため育てるのは気を使います。苗木部では初心者でも育てやすい強健品種を集めました!
比較的新品種が多く食味も良い系統なので楽しく栽培できるのも嬉しいですね。
”シャープブルー”の特徴
学名
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V.corymbosum ツツジ科 スノキ属
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別名
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しゃーぷぶるー
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作出年・作出者
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1976年 (アメリカ・フロリダ大学・シャープ博士)
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開花時期
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4月上旬~5月上旬
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花色・大きさ・花形
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白色・(1cm位)・釣鐘状
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収穫時期
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6月下旬~7月上旬
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果実の大きさ
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★★★☆☆ 中大粒 15~18mm 豊産性普通
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甘さ
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★★★★★ 平均糖度:10.8~15度
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果実の用途
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生食、ジャム
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結果年数
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1~2年
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自家結実性
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1本で一応なる(自家結実性弱い)(※サザンハイブッシュ系の別品種のブルーベリーを近くに植えてください。)
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推奨受粉樹・結実率順で記載
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ミスティー、オニール
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最終樹高
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地植え:1m ~ 1.5m 鉢植え:1m ~ 1.5m (落葉低木)
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最終葉張り
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1m ~ 1.5m 開張性(半開張性)
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栽培用途
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果樹畑、花壇、鉢植え、庭木、コンテナ
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成長の早さ
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早い(樹勢が強い)
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植栽適地
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東北~九州
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育てやすさ
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★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた、耐陰性普通、土壌酸度:弱酸性 耐寒性普通、耐暑性強い、耐乾性強い
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耐病害虫性
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耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない
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芽吹き時期
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4月~5月
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トゲの大きさ
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なし
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花言葉
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信頼、思いやり
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植え方・用土
暖地では9月中旬~12月上旬の秋植えが最適、寒冷地では2~3月頃に植えるのが最適です。暖地では真冬に植え付けしても大丈夫です。
それ以外の植え付けでは水切れに注意して育ててください。
ハイブッシュ系はph4.3~4.8の弱酸性土を好みます。
【鉢植えの場合】
ブルーベリーの土に植えるか野菜などの
培養土と
ピートモスをよく混ぜた土に植えます。根が髭根で根詰まりしやすく、過湿になりやすいので2年ごとに土の入れ替えをおすすめします。
【地植えの場合】
pH無調整
ピートモスを約3割、堆肥を2割程度よく混ぜてから植えます。根が細かいので毛足が長い
ピートモスをおすすめします。
乾燥予防に
腐葉土や完熟
たい肥などで10cm以上の敷き厚でマルチングをおすすめします。
日向を好むのでできるだけ日当たりの良い場所で育てましょう。
水切れしやすい4月下旬から8月は半日陰で育てるのも良いです。半日陰でも育ちますが花つきが悪くなります。
鉢増しや地植えの移植は11月か3月に行います。
春の植え付け方法
2月3月でしたら根を少しほぐして植えます。3月中旬以降は根をいじらずに植え付けてください。
夏の植え付け方法
根を崩さずに植え、植え替え後は水切れに注意です。
秋の植え付け方法
秋は植え付けベストシーズン。根を少しほぐして植えます。
冬の植え付け方法
根を少しほぐして植えます。寒冷地では冬の植え付けは控えます。
水やり
ブルーベリーは水で育てる。というくらい水切れしやすいです。気温が高くなる夏に実をつけることと、ツツジ科の植物は根が浅く水切れしやすいから初夏に水切れしやすいです。
春夏植えでは特に水やりをしっかり行いましょう。特にベランダ栽培の場合は水やりに注意です!ベランダは夜間も温度がこもりやすく、乾燥しやすいので、4月下旬から夏にかけては土が良く乾きます。土が乾く時期は水やりを朝夕2回与えるようにしてください。(夕方は鉢の土が渇き気味だったら与えます。)
地植えの場合も初夏~9月は過乾燥に注意です。
10月以降は地植えでは水やりは雨任せにし、鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。土が乾いていないときは水は与えないようにします。
肥料のやり方
3月に「
ブルーベリーがおいしくなる肥料」と「
ブルーベリーを丈夫に育てたい」を与えます。5月下旬以降に
天然硫酸マグネシウム肥料を与えるとクロロシス予防になります。12~2月に寒肥として有機肥料(
油粕や牛ふんなど)を与えます。
花芽の付き方
伸びてくる新梢の先端部分の葉腋に6~8月に花芽だけができます。1花芽に5~10花咲いて肥大して鈴なりになります。若木のうちはならせすぎに注意です。

1枝に果実が多いと果実が小さくなり、摘果すると大実になります。
剪定方法
挿し木苗は樹勢が弱いので若木のうちは太い枝を切り戻しして樹勢を回復させ、結果枝の発生を促してください。接木苗は樹勢が強いので自然樹形で楽しめます。
接木苗では株元の台木から伸びる芽は早めに取り除きます。

4年以上の古くなって花つきが悪くなった枝は間引いて、若い主軸と入れ替えていくとよいです。
その他栽培や性質の注意点
※果実の大きさ、糖度、収穫時期に関しては、栽培する地域や栽培方法によって変化します。
その他豆知識
【大きなおいしい実を収穫する方法】
太い力のある枝にはいい果実がつきます。果実がなりすぎると栄養を分散するため、果実が大きくなりにくいです。木の大きさに応じた果実の数に調整するとびっくりするような果実も収穫できます。
ブルーベリーは1年生でも収穫できたりしますが1年生は1年目の収穫はちょっと我慢。2年生は1年目は欲張りすぎない程度に数個程度収穫しても大丈夫だと思います。
土壌酸度不足ではクロロシスになりやすいので、適時
ピートモスや
天然硫酸マグネシウム肥料などで酸性土壌を維持するとよいです。
夏の高温や多湿、根腐れなどが原因で秋冬以外に葉が紅葉することがあります。根の生理障害なので、日陰で育てたり水やりに注意です。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきません。まれに高温多湿になるとイラガが発生しますので、発生したら殺虫剤で駆除します。