しだれ花桃(ハナモモ) 照手水密
食べてもおいしいハナモモ
モモ 照手水密の花 一重から半八重の清楚な花が楽しめます。
花と樹形と果実を楽しむシダレハナモモ。照手シリーズ。
照手水密(テルテスイミツ)は食べてもおいしいシダレ桃
ハナモモと実桃の交雑品種で、食べてもおいしい果実も魅力。春は満開の花で、夏はみずみずしい果実で1本で2度うれしいハナモモ園芸品種です。枝垂れる樹形でコンパクトにまとまり、限られたスペースでも栽培しやすく花の楽しみと完熟した桃が味わえる品種を育成されました。庭木としてだけでなく、鉢植えでも楽しく栽培ができます。
4月に咲く花はあでやかなピンクの一重~半八重咲き。花の美しさに目を奪われます。果実は7月半ば頃に収穫でき、小さめですが多汁で酸味が少なく美味。1本でもなる桃です。お父さんもお母さんも娘さんも息子さんも喜ぶ一本です。
春の記念樹、お庭のシンボルツリーにおすすめです。
果実は平均果重が120g、果径は直径約6cmの球形で中小果ですが、外観は交雑親品種の‘白鳳’によく似てます。果皮色は地色が黄白色で濃桃色ぼかしに着色します。果肉は乳白色で、種の周囲がわずかに着色する程度です。肉質は溶質で果汁は多く、甘みは中程度、酸味は少なく、渋味、苦味はありません。
着果数が多く、生理落果が少ないため、早期の摘果が必要です。また、花粉は多く自家結実性があるため、1本で結実します。
春先に美しい桃の花が楽しめるので庭木としてもぜひ植えておきたい果樹。糖度は高く、黄肉種はビタミンAやビタミンCが多い。日本全国で栽培できます。
実を食べるために植えるもよし、花を観賞するために植えるもよし・・・。
実が子供のほっぺたを想像させることから、お子様誕生の記念樹にされる方も多いです。
暖地では中・晩生種をおすすめ。雑木林や山が近い場所では蛾の被害の前に収穫したいので早生、中生種をおすすめします。
枝垂れ桃は、枝が広がり下に向く程度です。横や柳、桜のシダレよりも枝垂れない感じです。
しだれ花桃(ハナモモ) 照手水密 の特徴
学名
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Prunus Persica バラ科 モモ属
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作出年・作出者
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1990年 (神奈川県・・高橋栄治)
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交配親
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源平枝垂れ桃 × 白鳳
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開花時期
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4月上旬
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花色・大きさ・花形
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ピンク・大輪咲き(3.9cm位)・一重~半八重咲き
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収穫時期
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7月中旬~下旬
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果実の大きさ
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★★☆☆☆ 小中果 120 豊産性あり
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甘さ
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★★★☆☆ 平均糖度:12度
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果実の用途
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生食
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結果年数
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2~3年
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自家結実性
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1本でなる。自家結実性あり(花粉も多いので受粉樹に向きます。)
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最終樹高
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地植え:2m ~ 8m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉高木)
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最終葉張り
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3m ~ 6m 枝垂れ樹形
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栽培用途
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鉢植え(7号鉢以上)、盆栽、庭植え、果樹、シンボルツリー、記念樹、目隠し、花壇、切り花
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成長の早さ
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早い (40cm/年)
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植栽適地
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東北以南~沖縄
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育てやすさ
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★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた、耐陰性弱い、土壌酸度:弱酸性 豊産性あり、耐寒性強い(-15度)、耐暑性強い、耐乾性強い
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耐病害虫性
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耐病性:普通 害虫:普通
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芽吹き時期
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4月頃
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花言葉
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「私はあなたのとりこ」、「気立てのよさ」、「恋のとりこ」、「チャーミング」、「恋の奴隷」、「あなたに夢中」
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植え方・用土
秋~梅雨ごろまでが植え付け適期です。新根の発生が早いので暖地では秋植えをおすすめします。
葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根を崩さないように植えてください。
ももの根は水はけが良く空気が多い砂礫質の深い土壌を好み、過湿に弱いです。通気性の良い肥沃な土を好みます。土質はph5~6の弱酸性土を好みます。
ピートモスや
たい肥を混ぜた土が良いです。鉢植えの場合は、
ブルーベリーの土や
果樹の土か
培養土和みで植えます。
日当たりの良い場所に浅く植え、風で地上部が揺れないように支柱をするとよいです。
春の植え付け方法
2月ごろが植え付け適期です。まだ寒い時期であれば根を少し広げ気味にして植え、葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根鉢はほぐさないで植えてください。
夏の植え付け方法
根をほぐさずに植えます。秋の彼岸までは雨が降らないときは水切れに注意です。
秋の植え付け方法
暖地では植え付け適期です。秋植えすると次の生育期まで半年くらいあるので、水切れに耐える苗に育ちます。まだ暑い時期は根をほぐさずに植え、気温が下がっている時期なら根を広げて植えます。根がほぐれないときは無理にほぐさず植えます。
冬の植え付け方法
冬も植え付けにいい時期です。土が凍らない地域では冬でも大丈夫。多少の雪や霜は問題ありません。寒さが心配な場合はマルチングをしておきましょう。
水やり
地植えした場合は雨が当たる場所では水やりは雨に任せ、よほど雨が降らないときだけ土が乾いたら与えます。
鉢植えでは土が良く乾いたら水をたっぷり鉢底から流れ出るくらい与えます。土が乾いていなければ与えません。夏の水分不足による葉やけを起こさせないように、夏は乾燥したらたっぷり水を与えてください。
肥料のやり方
桃は土壌が肥えておればあまり肥料は必要ありません。肥料が多いとアブラムシがつきやすくなります。
おすすめは
ももの肥料などのバラ科専用に配合してある肥料です。12月~2月ごろまでに寒肥として桃の肥料を与えます。鉢植えでは6月に
化成肥料を与えてください。
花芽の付き方
花芽は夏につけ翌春に開花し結実します。
剪定方法
1年目の冬は主枝を早く太らせるために主枝の先端を強めに切り戻します。
自然樹形で樹形が整いやすいので、特に剪定は必要としませんが、込み合う枝や花付きが悪い枝、枯れ枝を間引く剪定を冬に行います。花芽を落とさないように見極めて剪定します。枯れ枝や混みあった枝を落とす程度にします。
3年以上古い枝からは新芽が出にくくなるので、切り戻し剪定の時は必ず1~2年の若い枝を残すようにしてください。
日あたりが悪い樹幹内部は枯れこみ芽吹かなくなるので、毎年こまめに古い枝を間引いて風通しと日あたりを改善して新しい枝に更新していくとよいです。
その他栽培や性質の注意点
※過湿に弱いので冬の水やり根腐れに注意です。
※本などでは8mくらいに育つと記述もありますが、庭植えではだいたい4mくらいです。
病害虫の予防法
4月頃からアブラムシや黒星病、縮葉病に注意です。縮葉病は芽吹く前に消毒、他の病害虫は予防消毒と発生次第消毒します。
増やし方
接木で増やします。