植え方・用土
3月~4月ごろが植え付け適期です。暖地では、秋に植えても結構根付きます。芽吹いた苗を植える際は、根を崩さずに植えてください。
水はけの良い土壌であれば土質は特に選ばないので安心です。日当たりを好みますが夏の乾燥で果実の生長が鈍ることがあります。夏の乾燥に備えて、庭植えでは乾燥防止のマルチングをお勧めします。樹は防風林に用いられるほど風には強いのですが、果実は強風で傷ついたりしますので、強い風が避けられる場所がおすすめです。
植え付け時に60cmくらいで切り戻しをし、側枝の発生を期待します。低い枝は避けやすいので、地際から50cm以下の枝は取り除いてしまいます。
肥料のやり方
肥料は3月ごろと収穫後に速効性の
化成肥料などを与えます。また、2月ごろに寒肥として牛糞や鶏糞、
油粕など、
有機質肥料を与えます。
剪定方法
特に必要な剪定はありません。樹形を乱す枝や重なる枝、樹冠内部に向かう枝を間引く程度です。花芽は昨年伸びた枝先とその下にできますので、剪定をする場合は4月ごろまでにします。それ以降の剪定では花芽を落としてしまうことがあります。
放任すると5mくらいになることもありますが、開帳性なので2mくらい樹高に維持するのも簡単です。生垣として栽培してもめちゃめちゃおしゃれです。
その他豆知識
収穫は、自然落果した果実から収穫します。収穫したばかりの果実は香りも味も良くないので、室温で10~15日保管し、皮が柔らかくなってきたころが食べごろ。香りも強くなり、あま~いですよ。花も強い甘さが人気で、エディブルフラワーとしても利用できます。
病害虫の予防法
病気はほとんどでません。害虫ではコウモリガやハマキガがでますので、見つけ次第捕殺もしくは、消毒します。7年くらい育ててるけど、「病害虫はなんにもつかへん 」という心強いコメントをある岐阜県のお客様からいただきました。