日本で一番大きい柑橘
晩白柚(ばんぺいゆ)|3年生接木大苗
スーパーで果実を買ってみた。ドッチボールサイズ
左がバンペイユ、右はイヨカン
ドッヂボール位の大きさの柑橘
ドッヂボール位の大きさの実。晩白柚(ばんぺいゆ)は世界最大の柑橘とも言われているザボンの品種です。
デパートでも売られており、高級柑橘とされています。
現在は熊本県がその生産の大半を占めており、県の特産品になっています。皮は非常に厚く、内側の表皮は白い綿のようなものでおおわれています。その食味はシャリシャリとした歯ざわりで、酸味も穏やかで、さっぱりとした味わいとなっております。市販の果実は若どりして出荷していますが、樹上で完熟させたものは甘く濃い風味があります。厚い皮をむいて生食しますが、皮も砂糖漬けやマーマレードなどに加工すればおいしく召し上がれます。保存性も高く、新聞などに包み、冷暗所などに置いておけば1か月ほど持ちます。幸運をもたらす縁起木なので、ぜひご家族みんなでバンペイユを育てよう!
一本でも実がつく品種が多いのが嬉しい柑橘類。お庭に一本カンキツの木があるだけで、家庭果樹の楽しみを満喫できます。初夏に咲く可愛らしい白い花や甘い香りも素敵です。
苗木は定期的に殺虫剤などの農薬散布をしております。
【ザボンの特徴】
大きい果実で皮の分厚い柑橘類です。ぼんたん、ぶんたん、ざぼん、ポメロとも呼ばれます。開花時期が遅い品種群です。
2009.11.4に大分県のK.S.様から
バンペイユの生育状況のお便りをいただきました。ありがとうございます。
2年生苗を2年育てていただき12個着果したとのことです!!
今後が楽しみですね。
お客様からうれしいお便りとお写真を掲載します♪
↓ ↓ ↓
「先日お知らせした\“晩白柚”も着々と太り今一番大きいのは胴回り53cmになっています。」
(撮影:大分県 K.S.様)2009.11.4
「さて、さきに(貴店)晩白柚のホームページに載せていただいた\“作品” が
程よく色づいて出番(収穫)を待っていますので参考のために現認写真を送ります。」
(撮影:大分県 K.S.様)2010.1.18
そして・・・
↓
↓
K.S.様の晩白柚とお孫さん百ちゃん4歳
「シリーズ的に送らせてもらっていた晩白柚も、いよいよ一昨日収穫しましたので、孫娘と撮った\“作品”をスタッフの皆様でご覧ください。 (撮影:大分県 K.S.様)2010.2.7
本格的な春が来そうですね。
作品の収穫!
おめでとうございま~す!
百ちゃんはうちの娘とよく似ています。
そして、そして・・・
↓
↓
「高井店長様
今年も収穫しました。(\“現認”写真です。)
実際は7個ついていましたが1個(一番大きかった)は12月に
枝折れし、6個になりました。」2011.2.28(撮影:大分県 K.S.様)
今年は豊作ですね!おめでとうございます!百ちゃんも大きくなったなぁ。
ちょっと照れているのかな?
そして、そして、そして・・・
↓
↓
2013.2.13 K.S.様からメールが!
【松井店長様・(多分偉くなられた??).高井前店長様を始め、
花ひろばスタッフの皆様、\“ご-ぶさた” しています。
まだ、まだ\“晩白柚”に没頭していまして、今年も先日、
7個(一個はちょっと早めに落果して6個)収穫しました。
ちょっとピントがずれて居ますが孫娘(百ちゃん)も今度2年生になります。
参考のために木に\“とまってる”のとあわせて写真をお送りします。】
その翌年。百ちゃん、いつの間にか大きくなって・・・。美人さんになったね!
他にも子供さんに収穫した晩白柚を持たせたお写真がお客さんから送られてくるようになりました。
柑橘 晩白柚の特徴
学名
|
Citrus grandis,Citrus maxima ミカン科 ミカン属
|
開花時期
|
5月
|
花色・大きさ・花形
|
白・小輪咲き(2.5cm位)・一重
|
香りの強さ
|
★★★★★ 強香 甘い
|
収穫時期
|
12月~3月頃
|
果実の大きさ
|
★★★★★ 超特大果 1.5~2.5kg
|
甘さ
|
★★★☆☆ 平均糖度:11~12度
|
果実の用途
|
生食、果皮を砂糖漬け
|
結果年数
|
2~5年
|
自家結実性
|
1本でなるけど、受粉樹があったほうが良い(単為結果力弱い・自家不和合性が強い。)(他家受粉すると結実率が高くなり、果実の肥大も良くなります。)
|
推奨受粉樹・結実率順で記載
|
はるか、甘夏、日向夏
|
最終樹高
|
地植え:2m ~ 4m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑小高木)
|
最終葉張り
|
2m ~ 4m 半開帳性
|
栽培用途
|
果樹畑、花壇、鉢植え(7号鉢以上)、庭木、記念樹
|
植栽適地
|
関東~九州
|
育てやすさ
|
日照条件:日なた、 耐寒性 (-5度)、耐暑性強い
|
耐病害虫性
|
耐病性:強い 害虫:普通
|
芽吹き時期
|
4月頃
|
トゲの大きさ
|
短いトゲが少しあります。
|
花言葉
|
花嫁の喜び
|
植え方・用土
3~4月ごろが植え付け適期です。暖地で2年生以上の苗は冬の植え付けも可能です。
鉢植えは年中植え替えできます。
冬の北風の当たらない、日当たりの良い場所が栽培適地です。日当たりが良いと果実がおいしくなります。 鉢植えの場合でも、冬の寒風をよけれる場所で管理してください。
品種によって差がありますが、冬の寒さが苦手です。関東以南では露地栽培が十分可能ですが、寒がる場所に植えるときは株周りを敷き藁やバークチップ等で覆うマルチングをし、霜よけと雑草よけをすることをお勧めします。
水はけの良い、肥沃な土を好みます。よほどやせた土壌でない限り、花が咲き始めるまでは肥料は控えめがいいです。地植えの場合は堆肥「
極み」を1袋、鉢植えでは、
みかんの土(肥料入り)を使って植えると簡単手軽&最高です!
春の植え付け方法
3~4月ごろが植え付け適期です。葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根鉢はほぐさないで植えてください。
夏の植え付け方法
根をほぐさずに植えます。秋の彼岸までは雨が降らないときは水切れに注意です。
秋の植え付け方法
暖地では植え付け適期です。まだ暑い時期は根をほぐさずに植え、気温が下がっている時期なら根を広げて植えます。根がほぐれないときは無理にほぐさず植えます。
冬の植え付け方法
冬の最低気温が-5度以下になる地域や1年生果樹は春植えをおすすめします。植え方は秋の植え方と同じです。
水やり
地植えした場合は雨が当たる場所では水やりは雨に任せ、よほど雨が降らないときだけ土が乾いたら与えます。
鉢植えでは土が良く乾いたら水をたっぷり鉢底から流れ出るくらい与えます。土が乾いていなければ与えません。
肥料のやり方
肥料は花がつき始めてから与え始め、収穫量に応じて少しずつ量を増やしていきます。おすすめの有機肥料は
みかんの肥料です。3月上旬と7月上旬に追肥として速効性の
化成肥料(元気玉)を与えます。12月頃に寒肥として有機肥料の
みかんの肥料を与えます。
肥料を与えなくても育つことは育ちますが、隔年結果になりやすいです。
花芽の付き方
柑橘類は前年に伸びた新しい枝の先端部の葉脇に花芽を含んだ混合芽が1~2月にできます。
前年に実をつけた新梢には花芽ができず発育枝だけが伸びますが、翌年の果実をつける結果母枝になります。結果母枝から芽吹いて枝が伸びて結果する有葉果は果実が大きく太ります。結果母枝から新しい枝が伸びずに花が直接結果枝に咲く直花果は養分不足になるので、小さい果実になり、収穫までに生理落果しやすいです。
剪定方法
枝を広げるように意識して樹形を作ると日あたりもよくおいしい果実が増えます。
1年生のは将来の成長と樹形作りのために主幹を地際から30~40cmの高さで切り戻して植えます。
寒い時期の剪定は控えます。
その他栽培や性質の注意点
成り年と不成り年を交互に繰り返すいわゆる隔年結果になることがあります。
隔年結果を回避する方法。その1。
手軽な方法としては、なり年に直径2cm程度の枝ごとにならせる枝とならせない枝を決め、ならせない枝は全摘果。
ならせる枝には今年なります。ならせる枝には来年なりませんが、ならせない枝は早めに全摘果することで、摘果した枝に来年果実がなります。
隔年結果を回避する方法。その2。
春に伸び止まった枝は結果母枝になるので残します。
春に伸び止まった春枝は枝先を少し切る程度にします。夏以降も伸び続けた枝は春まで伸びたあたりか夏枝の中間まで切り詰めます。
なり年は強めに切り戻し、ならなかった年は剪定しないか間引く程度にしておくと良いです。
その他豆知識
秋から6月頃まで販売しております苗木は、冬の低温時期は休眠期になり、ほとんど生長がありません。1~3月頃の苗木は冬の寒さで葉が黄色くなったり、徐々に落葉します。
春になってから新芽を出すために、古くなった葉を樹が自ら落としす生理現象です。
葉がすべて落ちても株に力があれば、芽吹き育ちます。葉が少ないときは水は控えめに管理し、土が乾いてからたっぷり与えます。
柑橘類の育て方Q&A
病害虫の予防法
3~4月頃の新芽時はアブラムシがつくことがあります。通年、ハダニやカイガラムシ(ロウムシ)、ハモグリバエの幼虫、アゲハチョウがつくことがあります。
枝葉が込み合い風通しが悪いと病害虫がつきやすくなるので、茂りすぎないよう間引くことと、こまめに観察して発見しだい駆除してください。
育て方のまとめ
おいしい果実を増やすコツは、春から秋にハダニやアゲハチョウ、ハモグリバエなどに葉を食害されないようにして葉を多くすること。
日あたりによく当てて養分を蓄積させること。
柑橘類は成り年と不成り年を交互に繰り返すいわゆる隔年結果しやすいです。なり年は強めに切り戻し結果母枝の発生を促し、不成り年は剪定しないか間引く程度にして花芽を確保しておくと良いです。
増やし方
苗木は接木で増やします。