シラカシ株立ち苗|常緑樹の定番カシの木
定番のシラカシが株立ちで登場!シンボルツリーにも最適
シラカシの初夏の新緑
細長い葉が良く茂る目隠しになる常緑の雑木。手ごろな価格のシンボルツリー。
シラカシはカシの木の代表的な樹種で、材が白いからシラカシという名で呼ばれます。でも、樹皮は黒いのでクロカシという別名があります。白?黒?植木屋20年以上になりますが、「クロガシありますか?」と聞かれた記憶がありません。若いシラカシの幹は灰褐色で滑らかですが、成木になると灰黒色で縦に皮目が刻まれた模様が出ます。
手ごろな価格と丈夫さから街路樹に植えられる木です。萌芽力も良いので良い目隠し、防風林にもなります。色の濃いはっきりした緑葉なので、背景樹としても優秀。葉は照葉で細長く、葉の裏は白っぽい薄緑です。別種のウラジロガシは葉裏がもっと白いです。良く茂ります。冬も葉が茂って越冬する常緑樹です。萌芽力が強く良く茂るから目隠しになります。ということは、古くなった葉はいずれ自然落葉するので、芽吹き時期に落葉が多いです。冬は葉が黄変する葉も増えます。そして新しい葉は残り、古い葉は春に新しい葉と入れ替わるように落葉します。モミジや桜、ケヤキなど落葉後の掃除が大変と気にされる方は多いですが、不思議とシラカシの落葉を気にする方はいません。常緑樹だから落葉が気にならないのだと思います。葉はウラジロガシと同様に結石溶解作用があるとして民間薬として利用されます。
葉を茂らせて目隠しにもおすすめですが、適度に枝を透かしてシンボルツリーにしてもかっこいいです。ナチュラルガーデンに良く似合う雑木になります。
どんぐりが採れる木です。庭木としても人気でしたが、どんぐりの木と紹介したところ、さらに人気でよく売れる木になりました。
花はさほど目立ちません。
シラカシはどこにでもある木ですが、どこにでもあるってことは、裏をかえせば「万人受けする」あるいは、「みんなが植えたがる木」ということ。なぜシラカシが生け垣に選ばれるかというと・・・
1:管理に手間がかからない
2:生長が早く刈り込みに強く、お好みの樹形を作れる
3:常緑だから通年で葉っぱを楽しめる。
4:安い。
派手な特徴はありませんが、かえって自然な趣があり、使い勝手も良い人気な樹種のひとつです。マンションのエントランスなどの植栽、シンボルツリー、街路樹、目隠しなどなど、街を歩くと必ず見かける樹種のひとつです。庭のシンボルツリーに使える「シラカシ」は、高木となる緑が美しい庭木として人気があります。また、目隠しや生け垣としてお使いください。2mクラスの背の高い目隠しや高垣におすすめです。植える間隔は80cmくらいです。早く密集させたい場合は、30cm~40cm間隔くらいで植えて、早めに密生させます。コンパクトな生垣には向きません。
樫(カシ)は縁起が良い木です。表にカリンを植え、裏にカシを植えると、「金は借りんが、裏から貸す」でお金がたまる木だと言われます。ダジャレみたいです。日陰にも耐えるので、裏にカシを植えるとよいです。関東地方では防火用にカシを生垣樹に使っていたとのことです。
シラカシの特徴
学名
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Quercus myrsinaefolia ブナ科 コナラ属
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別名
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クロガシ、ホソバガシ
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開花時期
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4月~5月
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花色・大きさ・花形
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黄色・小花
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収穫時期
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10~11月頃
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果実の大きさ
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2cm
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果実の用途
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どんぐり。
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自家結実性
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1本でなる。(雌雄同株で4月~5月に雄花と雌花の別々に咲きます。)
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最終樹高
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地植え:3m ~ 10m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性常緑中高木)
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最終葉張り
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2m ~ 5m 直立性
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栽培用途
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鉢植え、目隠し、生垣、花壇、街路樹、学校、公園など、シンボルツリー
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成長の早さ
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早い
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植栽適地
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新潟県・福島県~九州
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育てやすさ
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★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた~日陰、耐陰性強い、 耐寒性普通、耐暑性強い、耐乾性強い
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耐病害虫性
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耐病性:強い 害虫:強い
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芽吹き時期
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4月
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花言葉
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勇気、力、長寿
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植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。常緑性のものは5~6月の植え付けが良いです。日当たりの良い水はけの良い肥沃な土壌に植えます。土質は選びませんが、乾燥を嫌うので『花ひろば堆肥
極み』や完熟の
腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでも大丈夫です。
移植はしやすく丈夫に育ちます。
生垣での植え付け間隔は30cm~1m間隔で植えます。
水やり
露地栽培では水やりは不要です。鉢植えでは土が良く乾いたらたっぷりと与えてください。
肥料のやり方
ほとんど肥料は与えませんが、葉色が悪いようであれば、開花前の2月に寒肥として油かすと
腐葉土や『花ひろば堆肥
極み』を株周りに穴を掘り与えます。
剪定方法
常緑性のカシ類は7月と11月頃に剪定します。放任すると大株に育ちます。目的の高さに達したら芯を止め樹高を抑制します。定期的に枝抜き剪定もしくは刈り込みを行います。生垣の場合は強めに刈り込み、側芽の発生を促します。
その他豆知識
【生垣の場合の植栽】
放任すると大きく育つ樹種ですが、間隔を狭く植えることで、根が抑制されるため樹高10mなど本来の大きさまでは大きくなりにくくなります。2mなどの高めの生垣を求める場合は、50~100cm間隔くらいで植え付けます。1m~1.5mの生垣の場合は、30~50cm間隔で植えます。刈り込みで葉張りや樹高を調整します。強い刈り込みにも耐え、萌芽力が強いので、防風林や目隠しには最適です
【生垣の作り方はこちら】
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきませんが、温暖化で都市部ではうどん粉病が出ることがあります。見つけたら殺菌剤で消毒してください。