生け花や茶花に人気の春の花
シンボルツリーや記念樹におすすめ|白文字 ( シロモジ )
新緑の春と黄葉の秋を楽しむならこのシロモジ!株立ち苗の美しさが際立ちます。
毎度ありがとうございます。落葉シーズンはガーデニングシーズンでもあります!続々と商品たちが入荷するなか、定番のようで珍しい庭木が入荷しました。
今回入荷したのは「白文字 (シロモジ)」という落葉樹。「おすすめはどこ?」と聞かれてしまうと、正直答えに困ってしまうような、どこにでもあるようなこの「シロモジ」。でも、植木業者からすると、このサイズでしかも株立ちの苗は滅多に出回らないとか。一般的に出回っている「シロモジ」の苗は、小さい単幹苗がほとんど。そんな中、市場で見つけたちょうど良い大きさに仕立てたの株立ち「シロモジ」。その佇まいは今の季節と合間って、哀愁漂う渋い雰囲気です。
さらに、「シロモジ」は落葉樹なのに自然に葉が落ちにくい特徴があります。黄色く黄葉した葉は、薄っすら赤くなった後茶色くなります。その茶色くなったは、多少揺すっても自然には落ちず、手で引っ張ってやっと木から離れるほど。落葉樹は葉が落ちて掃除が大変、なんて心配も少なくすみそうです。さらにこの茶色くなった葉も、絵になるのは株立ち苗ならでは。西日があたり佇む姿は、風情があります。
シンボルツリーをお探しの方にもおすすめの「シロモジ 株立ち苗」。本数限定ですのでお早めに!
新緑の春と黄葉の秋を楽しむならこのシロモジ!
クスノキ科の落葉低木です。枝先のほうの葉は3つに裂けたような形になり、枝の根元のものは一般的な木の葉型をしています。裂け目(分かれ目)が丸くえぐれているのも特徴です。3つ又の葉は、ダンコウバイと特徴が同じですが、こちらのほうが一回りほど小さく、そして切れ込みが深くなるようです。樹皮は灰褐色をしており、同じクスノキ科のクロモジとは違い小枝の黒模様はありません。葉に先立って黄色の小さな花が数個(2~5個ほど)集まって咲きます。クロモジ、ダンコウバイと同じく秋に葉は黄色になります。黄葉した葉は徐々に茶色くなりますが、茶色くなった葉はなかなか自然に落葉せず、手で引っ張ることで、なんとか取り除くことができるほどです。果実は10月頃、直径1cmほどの黄色い実がつきます。クロモジは爪楊枝などに使われますが、シロモジは杖などに利用されます。
シロモジ (白文字) の特徴
学名
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Lindera triloba クスノキ科 クロモジ属
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別名
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アカヂシャ
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開花時期
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4~5月
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花色・大きさ・花形
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黄色・小輪咲き・小花が集まって咲く
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最終樹高
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地植え:2m ~ 5m (耐寒性落葉低木)
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最終葉張り
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3m ~ 4m
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成長の早さ
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遅い (20cm/年)
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植栽適地
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東北~九州
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育てやすさ
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★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、 耐寒性強い、耐暑性強い
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耐病害虫性
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耐病性:ほとんど出ない 害虫:普通につく
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植え方・用土
基本的に移植や植え付けは11月~入梅までに行います。
水はけの良い、肥沃な土壌に植えます。 日当たりを好みますが、2~3時間の日光で大丈夫。日当たりが悪くなるにつれ、花付や葉色が本来の美しさを発揮できなくなります。
肥料のやり方
開花前に寒肥として油かすと
腐葉土や
堆肥を株周りに穴を掘り与えます。また8~9月に
油粕と
化成肥料を二握り程度与えます。
剪定方法
花後に行います。込み合う枝を落としたり、風通しを良くする剪定を行います。
病害虫の予防法
病気はそんなに心配いりませんがハダニとカイガラムシに注意してください。
成木になるとマイナス5度くらいまでの耐寒性があります。ただ幼苗のうちは冬場は暖かい室内にいれていたほうが良いでしょう。4年生の苗くらいになるとだいぶ丈夫になってきます。育て方も楽になってくるはずです。